著者プロフィール

 

プロフィール Profile

氏名 酒井満生(さかいまお)
twitter @sakai_bizcoach
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所属 ActionCOACH 東京グランドファーム
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経歴要約 Summary

1999年~2001年 🎮ゲーム開発

子供の頃からゲームが好きだった私は、ずっとなりたかったゲーム開発者に。
しかし当時は開発体制がむちゃくちゃ! 寝袋を会社に持ち込んで何日も泊まり込んだり、とても「ビジネス」とは言えない状況でした。
「好き」という熱意だけで走り抜けていました。

2001年~2005年 💻システムエンジニア

ゲーム開発のめちゃくちゃな現場で、自分の出来る事を精一杯やっていました。ふとした時「これでは自分の成長がない!」と思い立ち、まずは開発管理手法を学ぶためにシステム開発の会社に転職します。
携帯電話、デジタルカメラ、デジカムなど、様々な組み込み製品の製造に関わります。

2005年~2007年 📖書籍出版

システム開発の仕事は、いわゆる SES という立場で働いていました。携帯電話の開発が終了したら、また次の機種の開発、さらにまたその次の機種……と、同じことの繰り返し。製造業のシステム開発は時代遅れな部分もまだ色濃く残っている時代で、属人的な仕事のやり方でした。「他の人だと学習コストがかかるから」と、いつまでも同じ仕事に縛り付けられます。
「属人的な仕事の進め方」と「同じことの繰り返し」、これって自分の成長に繋がっているのだろうか……? 自分の中で疑問が止めどなく湧き出てきます。

「このままでは、マネージメントスキルも上がらないし、『クリエイティブ』さも無い!」と思いたち、ゼロからモノを作り上げる書籍出版業への転職を決意します。

入った出版社はライティング、編集、DTPまで何でも社員にやらせる面白い会社でした。そこでIT技術の解説書や資格試験のテキストなどを中心に書籍の製作業務を行いました。
私が全面的にライティングを行った C言語の入門書籍「ビジュアルラーニングC言語」と、C++言語の入門書籍「ビジュアルラーニングC++」を発刊したことは、良き思い出です。

2007年~2020年 💻 システムエンジニア

書籍出版の仕事は、実はクリエイティブではありませんでした。ビジネスとして書籍を製作している以上、「作りたい物」ばかり作るわけではありません。また作り方も自分で考える余地はほとんどありません。その出版社のルールがあり、デザインも内容も文致も「出版社のルール」に縛られます。

「これって、よっぽどシステムエンジニアの方が『クリエイティブ』なのでは?」と気付きます。
システムエンジニアはプログラムを書く時、自分で設計します。色々と考えた結果、好きなように作れます。
いかに効率よく、いかに保守性を高く、いかにエレガントに……。
エンジニアの方が、よっぽど会社の方針に縛られず、自由にモノを作れる事に気がついた私は、再びシステムエンジニアに戻ります。

製造業を中心に携帯電話、スマホ(Android)などの開発を行いました。また、Web系の開発(Web地図サービス、建築業者向けソリューションサービス)も行いました。エンジニアとして幅広く対応できるよう、知識を蓄えておいた成果が出ました。

2010年 🎪ゲーム・ライブイベント

業務ではなく趣味の話ですが、私の人生において大きなポイントなので書かせてもらいます。

ゲームのライブ配信イベント「NiCoD」の運営・実況をしました。この経験は私にとって自慢でもあり、また「多くの人と関わる仕事がしたい」と思うキッカケともなりました。

この「NiCoD」は、FPSゲームの "Call of Duty" シリーズのオンライン対戦イベントです。
まだストリーミングや Youtuber がメジャーではない頃に、参加プレイヤーは80人以上、ストリーミングの同時視聴者数は 3000 人を超える大成功を収めました。

「NiCoD」は 2010年、2011年、2012年と行われました。

「NiCoD」参加者の中には、その後 Youtuber として成功した人たちが 6 名もいます。今でも繋がりがあり、これもまた私にとって大きな財産です。

2021年 🎓IT技術講師

20年のITエンジニア経歴、ゲームイベント運営の成功経験、もともと人と話す事が好きな性格。
これらを生かした、自分にもっと向いている仕事として「ITエンジニアリングの講師」を始めます。

emTechアカデミーにて、講師として新人研修を担当しました。
この新人研修はかなりしっかりとしたカリキュラム。38日間、9:00〜18:00 でみっちりとITの基礎からオブジェクト指向までを学習します。それを教えるためには、当然教えられる知識、質問に答えられる知識、そして質問しやすい教室づくり、話しかけやすい雰囲気づくりなどなど……私の経歴や個性を生かした研修を行いました。

受講者からのアンケートは、かなり好評で嬉しかった事を覚えています。
一番記憶に残っているQAを1つ紹介します。

Q:来年の新人にも、この研修を勧めますか?(1.ぜひ勧める 2.やや勧める 3.どちらとも言えない 4.やや勧めない 5.勧めない)
A:2.
理由:来年も同じ講師とは限らないので
カリキュラムや教材だけではなく、私が講師だからこそ良い研修だった、と思っていただけたのだと思います。このコメントは大変嬉しかったです。

2021年 👔ActionCOACH(ビジネスコーチ)

講師の仕事を通じて、自分の中で「人と話をして、何かを伝える」ことの楽しさ、嬉しさを感じました。
そして、改めて自覚しました。人と話をすることが好きなんだな、という事を。
この「人と話をして、何かを伝える」ことを仕事にできないか、と考えるようになりました。

そんな時、ビジネスコーチという仕事に巡り会いました。
それまで私は、ビジネス経営の経験もなく、経済に深い知識があるわけではありませんでした。正直に言って、そんな私が「ビジネスコーチ」なんて務まるのだろうか?と思いました。
しかし、杞憂でした。ビジネスコーチは「なにかを指示する仕事」ではなかったからです。

ビジネスコーチは、コンサルタントではありません。業種ごとの専門知識を使って、次にやるべき事を指示する仕事ではありません。
では何をするのか? 経営者の価値観をいかに聞き出し、やりたい事、やりたくない事を整理して、よきビジネスの伴走者となるのが役目です。
これ、私の性格にとっても合っているし、私の得意とする部分でした。
詳しくは以下のページに記載しました。

人とお話する仕事だし、自分の特性を活かせるし、自分にピッタリだと思ってこの仕事に飛び込みました。